素材として

セラミックス素材として

ファインセラミックスとは、セラミックスのうち、組成や組織、形状、製造工程を精密に制御し、新しい機能や特性を持たせたものを言います。
※セラミックスとは、窯業(レンガなど)を指し、陶器なども大きな括りではセラミックスになります。
※英語ではAdvanced ceramicsと言います。

< ファインセラミックスの特性 >
・高温での使用が可能      ・軽量
・耐熱性が高い         ・高剛性
・絶縁性がある         ・耐食性が高くクリーンな材料
・曲げ強度が高い

素材の標準特性値

アルミナセラミックス

 
 

電気絶縁性、耐摩耗性、化学安定性に優れており、現在、もっとも実用性のある
ファインセラミックス

当社では、様々な用途に対応するため、アルミナ純度(90%class~4N)・組成及び
結晶粒径(サブミクロン~10ミクロン)の制御による各種グレードのアルミナセラミックスをご用意しています

[特 性]
 高純度材料ほど化学的耐食性や機械的強度が向上します

[注意点]
 耐熱衝撃性及び破壊靭性値が他のセラミックスより小さく、使用上の注意が必要

[適用例]
 広範な適用化が進んでおり、液晶、半導体、太陽電池関連の製造装置用部品として使用されています

 

ジルコニアセラミックス

常温での機械的強度と破壊靭性値が大きく、耐摩耗性にも優れたファインセラミックスです

当社では、イットリア安定化タイプやマグネシア安定化タイプのジルコニアセラミックスを提供しています

当社のジルコニアセラミックスは、機械的強度と破壊靭性値が大きく、 耐摩耗性にも優れたセラミックスと耐熱性及び耐食性に優れたセラミックスの2種類に大別しております

[特 性]
 安定化剤の種類と添加量により材料特性、結晶相が異なります
 また微量の添加物により特性を向上させたり、色調を変化させることができます

[注意点]
 安定化剤の種類と環境によっては低温域(100~300℃)で長期にわたり使用していると劣化することがあります
 当社では、独自技術にて劣化防止対策を施した材料も開発しております

[適用例]
 材料特性を生かし耐摩耗粉砕部材、フェルール、刃物、耐熱及び耐食部材に幅広く使用されています

 

サイアロンセラミックス

微細なα型サイアロン(α-Sialon)とβ型窒化珪素(β-Si3N4)結晶の複合組織からなる緻密焼結体です

α-サイアロンを複合化させ、従来の窒化珪素セラミックスよりも優れた耐熱性、硬度等を付与することが可能、さらに、固溶金属等を変化させ、耐酸化性、耐腐食性を向上させることも可能で、幅広いユーザーに様々な高温構造部材として使用して頂き、好評を博しております

[特 性]
 硬度、強度、破壊靱性といった機械的特性、耐熱性、耐熱衝撃性等の熱的特性のバランスに優れる

[注意点]
 難加工性、大気中での高温酸化(1100℃~1400℃)

[適用例]
 各種高温構造部材、耐摩耗部材、粉砕用メディア、ベアリング球

 

炭化珪素セラミックス

窒化珪素やサイアロンと並び代表的な構造用セラミックスで、特に高硬度であり、耐熱性、耐摩耗性、化学的安定性に優れています
当社では、特殊な製法による焼結助剤の少ない緻密質材料を取扱っております

[特 性]
 硬度、弾性率及び熱伝導率が高く、高温での機械的強度に優れ、かつ耐酸化性、酸・アルカリに対する化学的安定性に優れています

[注意点]
 窒化珪素に比べると熱膨張率が高く、耐熱衝撃性及び破壊靭性がやや低く、電気的には半導体の性質があり、絶縁材料としては不向きです

[適用例]
 耐熱性、機械的強度、化学的安定性に優れていることから、半導体製造関連の部品及び耐薬品・耐摩耗部品として使用されています

 

窒化珪素セラミックス

代表的な構造用高強度セラミックスで、化学的安定性があり、機械的特性及び耐熱衝撃性、破壊靭性に優れ、かつ高温特性も良好な材料
当社では、反応焼結型と常圧焼結型のニーズに応じた各種グレードを取り揃えています

[特 性]
 高強度で耐摩耗性、低熱膨張率、耐熱性、耐食性に優れています

[注意点]
 酸・アルカリに対する耐食性はやや低くなります

[適用例]
 諸特性のバランスが取れた材料で広範な使用が進められ、各種エンジン部品、ベアリング等の軸受部品、セラミック工具、ガイドローラー、耐熱部品などに使用されています