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FINE CERAMICS ファインセラミックスの素材

TOPファインセラミックスについてファインセラミックスの素材

具体的にファインセラミックスの素材にはどのようなものがあるのでしょうか。品川ファインセラミックスで取り扱っている5種類の素材について紹介します。

アルミナセラミックス

アルミナセラミックス

電気絶縁性、耐摩耗性、化学安定性に優れており、現在、もっとも実用性のあるファインセラミックス。当社では、様々な用途に対応するため、アルミナ純度(90%class~4N)・組成及び結晶粒径(サブミクロン~10ミクロン)の制御による各種グレードのアルミナセラミックスをご用意しています。

適用例

液晶、半導体、太陽電池関連の製造装置用部品など

特性

高純度材料ほど化学的耐食性や機械的強度が向上する

注意点

耐熱衝撃性及び破壊靭性値が他のセラミックスより小さく、使用上の注意が必要

ジルコニアセラミックス

ジルコニアセラミックス

当社で取り扱っているのは、機械的強度と破壊靭性値が大きいジルコニアセラミックスです。耐摩耗性にも優れたSZYシリーズと、耐熱性及び耐食性に優れたSZMシリーズの2種類を用意しています。

適用例

耐摩耗粉砕部材、フェルール、刃物、耐熱及び耐食部材など

特性

安定化剤の種類と添加量により材料特性、結晶相が異なる。また微量の添加物により特性を向上させたり、色調を変化させたりすることができる

注意点

安定化剤の種類と環境によっては、低温域(100~300℃)で長期にわたり使用していると劣化することがある(当社では、独自技術にて劣化防止対策を施した材料も開発済)

サイアロンセラミックス

サイアロンセラミックス

微細なα型サイアロン(α-Sialon)とβ型窒化珪素(β-Si3N4)結晶の複合組織からなる緻密焼結体です。α-サイアロンを複合化させ、従来の窒化珪素セラミックスよりも優れた耐熱性、硬度を実現。固溶金属等を変化させれば、耐酸化性や耐腐食性を向上させることも可能です。様々な高温構造部材として使用されており、好評を博しています。

適用例

各種高温構造部材、耐摩耗部材、粉砕用メディア、ベアリング球など

特性

硬度、強度、破壊靱性といった機械的特性、耐熱性、耐熱衝撃性等の熱的特性のバランスに優れている

注意点

難加工性、大気中での高温酸化(1100℃~1400℃)

炭化珪素セラミックス

炭化珪素セラミックス

窒化珪素やサイアロンと並ぶ代表的な構造用セラミックス。特に高硬度であり、耐熱性、耐摩耗性、化学的安定性にも優れています。当社では、特殊な製法による焼結助剤の少ない緻密質材料を取り扱っております。

適用例

半導体製造関連の部品、耐薬品・耐摩耗部品など

特性

硬度、弾性率及び熱伝導率が高い。また、高温での機械的強度のほか、耐酸化性、酸・アルカリに対する化学的安定性などにも優れている

注意点

窒化珪素に比べると熱膨張率が高く、耐熱衝撃性及び破壊靭性がやや低い。電気的には半導体の性質があり、絶縁材料としては不向き

窒化珪素セラミックス

窒化珪素セラミックス

代表的な構造用高強度セラミックスで、化学的安定性があり、機械的特性及び耐熱衝撃性、破壊靭性に優れ、かつ高温特性も良好な材料。当社では、反応焼結型と常圧焼結型のニーズに応じた各種グレードを取り揃えています。

適用例

各種エンジン部品、ベアリング等の軸受部品、セラミック工具、ガイドローラー、耐熱部品など

特性

高強度で耐摩耗性、低熱膨張率、耐熱性、耐食性に優れている

注意点

酸・アルカリに対する耐食性はやや低くなる

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